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Author. ひまわり 娘の成長やお出かけの記録、そしてペットの事など日々の些細な事を書いています。

by ひまわり

ドルチェ

久しぶりにシャーニーのところへ遊びにいったら、いつも短いしっぽを思いっきりふって真っ先にかけよってくるドルチェがいない。
どうしたの?と聞くと、あら、言ってなかった?ドルチェはもういないのよ。とのことでびっくり。
この間スーパーでばったり会ったときに、既に私には言っていたと思っていたらしい。
いや、全然知らなかった。
というわけで私も突然のその訃報にとってもショックを受けた。



もう3ヶ月ほども前の事、夜突然、嘔吐し始めてあわてて獣医へ連絡して連れて行くとガンだったことがわかったらしい。お腹の中で出血してたので、お腹がパンパンだったらしい。
すぐに手術すればなんとか命は助かるだろうと言われたけど、シャーニーはそのまま逝かせてあげる事にしたのだ。
さぞ辛い決断だった事だろう。あんなにかわいがっていたんだもの。
でも以前から、「動物は人間より自然に近い生き物なので、延命治療はかえって動物たちを苦しめるだけ」、というきっぱりとした考えを持っていた人だったので、その決断は彼女にとってとっても自然な事だったのだと思う。
年取って死期が近づいてきた動物たちと、「出来るだけの事はなんでもしてあげたい、とにかく長く一緒にいたい」という気持ちよりも、「彼らをいかに苦しませないで逝かせてあげられるか」、という考えと向き合う勇気を、私もいづれリンダやぷぅちゃんのその時がきたら持っていたいと思う。
リンダはまだまだ先の事だろうけどね。

あーそれにしてもシャーニーの家に行ってもあのドルチェがもういないなんて寂しいなー。
行くといっつも必ずドルチェの事を話題にしたっけ。
冬は暖炉の前に猫みたいに丸くなって寝ていて面白かった。
自分から毛布の中にもぐりこんで寝ていたり。
小型犬特有のわんわんよく吠えて警戒心は強いところがあったけど、そばにいくととっても人懐こくてかわいい犬だった。

でもシャーニーが元気そうで良かった。
もうだいぶ月日がたってるせいもあるかもしれないけど、悲しいと同時に今は自由を楽しんでいる、とも言っていた。
確かに、いつもドルチェの事を気にしていた。ドルチェが待っているから、ドルチェを散歩に出す時間だから・・とかって。
今は何も気にせず外出が出来ることを喜んでいた。
素晴らしいと思う。
飼い主が悲しみに明け暮れることなく前向きでいる事、それが何よりの供養だもん。

それにドルチェは旅立つ日までガンだったという事を誰も気づかれずに逝く事に成功したのだ。たいしたもんだ。
動物が苦しんでいる姿は見るに耐えないから、それは何よりも飼い主にとってありがたいことなのかもしれない。

ドルチェ_e0344492_05340950.jpg

去年の9月のドルチェ。
12歳で天国へ旅立ちました。

12歳か・・、小型犬にしては早い旅たちなのかな。

リンダは何歳まで生きるんだろう。
今は早く年取って落ち着いてくれないかなーなんて思っちゃう日々なんだけど(笑)
by ohanabatake2010 | 2014-05-23 23:07 | 日記